楽天ドライブの不正アクセスで、保存していた写真が見られたかもしれない。10月6日、そんな知らせがネットで広がりました。数字だけが先に回ってきたので、公式のお知らせを自分で開いて、何がどこまで書いてあるのかを確かめてみました。
まず事実確認。公式のお知らせは3つの事象に分けている
楽天ドライブのサポートページに、2026年10月6日付けで「【重要】「楽天ドライブ」における不正アクセスの発生について」が出ています。第三者が、楽天ドライブが使う一部システムの管理用アカウントの認証情報を不正に取得して、システムにアクセスした、という説明です。
被害は、時期も情報も別々の3つの事象に分けて書かれていました。事象①は2026年8月27日で、アカウント名・ディスプレイネーム(ファイル共有のとき相手に見えるニックネーム)・プロフィール画像のURLが対象です。件数は687件でした。
事象②も同じ8月27日で、①の情報に加えて、復元しにくい形に変換した暗号化パスワードと、その暗号化のために加えた文字列も対象です。こちらは313件です。パスワードそのものではなく、暗号化されたもの、と書いてあります。

いちばん数が大きいのが事象③です。楽天ドライブ上に保存されたデータ(写真・文書などを含む)で、時期は2026年1月29日から同年9月17日まで、対象アカウント数は15,382件です。見出しの数字はここから来ています。

ちなみに、①と②は同じ日付なので、687件と313件を足して1,000件と読んでいいのかは、お知らせからは分かりませんでした。重なっているのか別々なのかは書かれていないので、ここでは足していません。
事象③は、期間がけっこう長いらしい
気になったのは期間です。1月29日から9月17日までを数えてみると、231日でした。約7か月半です。これは私が日付から計算した数字で、お知らせにある言葉ではありません。
ただ、お知らせは「閲覧・取得された」とは書いていますが、その間ずっと同じ人が見ていたのかどうかまでは説明していません。この期間の中身は、続報を待つしかなさそうです。
もうひとつ、事象①のようにアカウント名やニックネームだけが見られた場合でも、油断はできないかな、と思います。名前や画像のURLが分かると、知り合いを装った連絡が作りやすくなるからです。これもお知らせにはない私の想像なので、参考程度にしてください。

楽天側がやったこと、そして「お願い」
対応として、不正アクセス経路の遮断と監視体制の強化、アプリのダウンロードと新規アカウント発行の制限、サイトでのお知らせ掲載と対象のお客様へのメール通知、関係当局への報告が挙げられています。
現時点では、この件が原因の二次被害は確認されていない、とも書いてあります。対象のお客様には個別にメールなどで通知とお願いを送るそうなので、届いたらきちんと読んで対応してほしい、という内容でした。

そしてもうひとつ大事なのが、身に覚えのないログインやアカウントの異常、心当たりのない請求・脅迫的な連絡・なりすましと思われる接触があったときの動き方です。開封も対応もせず、楽天ドライブの窓口か警察に相談してください、と書かれています。
電話の窓口は0800-600-6600で、年中無休の9:00から17:00、日本語対応のみです。問い合わせフォームもあります。

私ならこうするかな、という話
ここからはお知らせにない、あくまで私の感想です。楽天ドライブを使っていた人は、まず自分に通知メールが来ていないか見ると思います。そして、同じメールアドレスと同じパスワードをほかのサービスで使い回していたら、そちらを変えておくかな、と考えます。
パスワードの使い回しについては、IPAが公開している動画がわかりやすいので、下に貼っておきます。少し前の動画ですが、基本は今も同じみたいです。

もうひとつ、通知メールに見せかけた偽メールにも気をつけたいところです。リンクをクリックせず、公式のサポートページから確認する、という動きが安全だと思います。

まとめるとこうです。対象は事象①687件・事象②313件・事象③15,382件で、お知らせの日付は10月6日。二次被害は確認されていない、と公式は説明しています。続報が出たらまた確かめたいと思います。みなさんは、クラウドに保存している写真や書類、どのくらい入れていますか?
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参考にしたところ
- 楽天ドライブ サポート「【重要】「楽天ドライブ」における不正アクセスの発生について」(2026年10月6日更新)
- ケータイ Watch「「楽天ドライブ」で不正アクセス、保存データ1万5382件が閲覧・取得」
- IPA Channel「あなたのパスワードは大丈夫?~インターネットサービスの不正ログイン対策~」
- 話題のきっかけ: 10月6日に出た公式のお知らせと各メディアの報道。写真はウィキメディア・コモンズと公式ページの画面、表は自作です(事案の現場の写真ではありません)。
