タイムズカー流出、免許証の再交付は2,600円で自己負担?

タイムズカー流出、免許証の再交付は2,600円で自己負担?

タイムズカー流出を受けて、免許証の再交付を考える人が増えているそうです。10月9日のYahoo!ニュースに「なんで手数料こっち持ちなの」という声の記事が出ていて、気になりました。

流出が分かった9月29日の最初の記事はこちらです。この記事は、その続報として10月9日時点の話をまとめます。

でも、再交付って本当に必要なのでしょうか。手数料はいくらで、会社は何と言っているのか。公式サイトのお知らせと県警の案内を開いて、順番に確かめてみました。

カーシェアの駐車場(写真: Jmho / CC0(ウィキメディア・コモンズ)、イメージ写真)
カーシェアの駐車場(写真: Jmho / CC0(ウィキメディア・コモンズ)、イメージ写真)

まず事実確認。何が流出したのか

J-CASTニュースによると、運営会社は9月28日に、退会者や入会未完了者を含む約660万件の会員情報が第三者に取得されたと報告しました。翌29日には、約160万件で運転免許証画像などの本人確認書類が漏えいしたと明らかにしています。

タイムズカーの公式お知らせ(第3報)。①漏えいしたアカウント数は約160万件 ②運転免許証画像などが対象
タイムズカーの公式お知らせ(第3報)。①漏えいしたアカウント数は約160万件 ②運転免許証画像などが対象

公式のお知らせ(第3報)には、漏えいが確認されている情報として、運転免許証画像、現住所確認書類画像(公共料金の請求書など)、学生証画像、家族確認書類画像が挙がっていました。

公式発表の流れ(公式サイトとJ-CASTニュースを読んで自作した表)
公式発表の流れ(公式サイトとJ-CASTニュースを読んで自作した表)

SNSでは「腑に落ちない」「失うものが大きい」といった声が出ている、とJ-CASTニュースは書いていました。たしかに、被害に遭ったわけでもないのに、悪用が心配で手続きをするだけで数千円かかるのは、気持ちの持っていき場がないですよね。

対象の会員には、9月29日から個別にメールで案内を始めたそうです。詳しい内容は外部専門機関の調査結果を踏まえて、2週間程度を目安にあらためて案内する、とも書かれていました。

免許証の再交付、手数料はいくら?

SNSで不満が出ているのは、再交付の手数料を自分で払うことです。複数の報道によると、いくつかの県の公安委員会が特例として、希望者に免許証を再交付しているそうです。

運転免許センターの外観(写真: Abasaa / Public domain(ウィキメディア・コモンズ)、イメージ写真)
運転免許センターの外観(写真: Abasaa / Public domain(ウィキメディア・コモンズ)、イメージ写真)

手数料は都道府県警察のページで確かめられます。栃木県警の案内では、免許証だけを持っている人が免許証を紛失などした場合、免許証のみ希望なら2,600円、マイナ免許証のみ希望なら1,500円でした。2025年3月24日からの金額です。

栃木県警察の再交付の案内。①免許証のみ保有の人が免許証を紛失等した場合 ②免許証のみ希望は2,600円(2025年3月24日〜)
栃木県警察の再交付の案内。①免許証のみ保有の人が免許証を紛失等した場合 ②免許証のみ希望は2,600円(2025年3月24日〜)

受付は平日だけで、免許センターなら当日、警察署で手続きすると交付まで約4週間かかる、とも書かれていました。他の県では違う場合もあると思うので、住所地の警察の案内を見るのが確実です。

会社は補償について何と言っている?

J-CASTニュースの取材に、パーク24は再交付の手数料を補償の対象に含めるかについて、「新しくお伝えできる事項がございましたら、速やかに対象となる関係者の皆様へご連絡する」と答えたそうです。再発行は可能だと認識しているが、住所地の都道府県警察に確認してほしい、と案内しているとのことです。

補償全体については、公式サイトに「外部専門機関による調査の結果を踏まえて、全体方針を決定する予定」と書かれているそうです。つまり、手数料が補償されるかどうかは、いまのところ決まっていないようです。

再交付と補償、いま分かっていること(私の整理)
再交付と補償、いま分かっていること(私の整理)

なりすましは防げる? 気をつけたいこと

会社は10月6日、非対面の本人確認では、書類の画像だけでなく顔画像との照合などの追加手続きが使われると説明しました。ただし、なりすましの可能性を完全に否定するものではない、とも書いていたそうです。

公式のお知らせで一番強調されていたのは、会社を装ったメールやSMS、電話への注意でした。身に覚えのない連絡のリンクや添付ファイルは開かない、パスワードやカード情報は入力しない、とあります。会社がそれらを尋ねることはない、とも書かれていました。

同じお知らせの3項。①当社を装ったメール、SMS、電話等には十分ご注意ください
同じお知らせの3項。①当社を装ったメール、SMS、電話等には十分ご注意ください

もうひとつ気になる点があります。FNNプライムオンラインの動画の見出しには、運転免許証のデータは退会後7年間保管していて、パーク24が「自社の方針で保管期間を決めた」と説明した、とありました。私は動画の中身までは確認していないので、見出しの範囲だけ紹介します。

福岡県では、タイムズカーの不正アクセスが分かったあとに免許証の再交付の申請が急に増えた、とRKBが伝えています。映像を貼っておきます。

RKBのニュース「免許証再交付の申請が急増 タイムズカー不正アクセスの発覚後 福岡県」(YouTube)
タイムズカーの車載の鍵ケース(写真: 223系新快速 / CC BY 4.0(ウィキメディア・コモンズ)、イメージ写真)
タイムズカーの車載の鍵ケース(写真: 223系新快速 / CC BY 4.0(ウィキメディア・コモンズ)、イメージ写真)

再交付をするかどうかは、「それぞれのご事情やご判断による」と会社も答えています。私は、手数料の扱いが決まるまで待つ人も、先に手続きする人もいて当然だと思います。あなたなら、再交付を先にしますか、補償の発表を待ちますか?

参考にしたところ


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