VIVANT第17話、ジャミーンが「奇跡の少女」と呼ばれる理由がついに明かされた

VIVANT第17話、ジャミーンが「奇跡の少女」と呼ばれる理由がついに明かされた

ずっと引っぱられてきた伏線が、ようやく回収された。

9月6日に放送されたTBS日曜劇場『VIVANT』第17話で、ジャミーンが「奇跡の少女」と呼ばれる理由が明かされ、放送直後からSNSが沸いた。

東京・赤坂のTBS放送センター(Wikimedia Commons・資料写真)
東京・赤坂のTBS放送センター(Wikimedia Commons・資料写真)

ジャミーンの能力とは何だったのか

結論から書くと、ジャミーンが持っているのは人の善悪を直感的に見抜く能力だった。

ciatrのあらすじでは、ジャミーンには「サヴァン症候群の可能性があり、写真を見ただけで人の善悪を判断することができる能力」がある、と説明されている。

どれくらい正確なのかというと、モデルプレスによると、善良な市民と犯罪者、合わせて100人以上の顔写真を見せる試験で、一人も間違えずに犯罪者を見分けたという。

モンゴルの伝統的なゲルの内部(Wikimedia Commons・資料写真)
モンゴルの伝統的なゲルの内部(Wikimedia Commons・資料写真)

その能力が今回どう使われたか

第17話では、この能力が具体的な作戦に投入される。

乃木たちはこの力を、警視庁公安部の内部に潜んでいるスパイを特定するのに使った。組織の中に裏切り者がいる。でも証拠がない。だったら、写真を見せて反応を見ればいい、という発想である。

捜査手法としてはかなり乱暴だけれど、ドラマとしては非常に分かりやすい。しかも今まで「なんとなく不思議な子」として置かれていたキャラクターに、明確な役割が与えられたことになる。

結果、反応が出たのは2人。1人は妻にDVをしていた和久井俊作で、もう1人の鈴木祥(内野謙太)がシンシーのスパイだと確定した。SNSには「予想外すぎてびっくり」という声も出ていた。

ゴビ砂漠のラクダ(Wikimedia Commons・資料写真)
ゴビ砂漠のラクダ(Wikimedia Commons・資料写真)

『VIVANT』という作品の作り方

『VIVANT』は堺雅人さん主演の日曜劇場で、架空の国「バルカ共和国」を舞台の一つにしている。

この作品が異常だったのは、その架空の国を撮るために実際にモンゴルで大規模ロケを行ったことだった。CGで済ませずに現地へ行く。日曜劇場の予算規模としては相当に踏み込んだ判断だったはずだ。

広大な草原、ゲル、砂漠。画面の説得力があの規模のロケから来ているのは間違いない。

第1シーズンが話題になった理由も、ストーリーの複雑さだけではなく「テレビドラマでここまでやるのか」という画の力が大きかったと思う。

そしてもう一つ、この作品には視聴者を巻き込む仕掛けがあった。考察させる作りになっているという点だ。

誰が味方で誰が敵なのか、どの発言が本心でどれが演技なのか。放送のたびにSNSで考察が飛び交い、その考察自体がまた宣伝になる。

作り手が答えを引っぱるほど、視聴者が勝手に議論を続けてくれる。連ドラの宣伝としてはかなり効率がいい構造だと思う。

ちなみにジャミーン役は、第1シーズンから配役が変わっている。MANTANWEBによると、第2シーズンで演じているのは本間さえさん。前作ではナンディン・エルデネ・ホンゴルズルさんが演じていた。子役は成長するので、長期シリーズでは避けられない事情だと思う。

夕暮れのモンゴルの大地(Wikimedia Commons・資料写真)
夕暮れのモンゴルの大地(Wikimedia Commons・資料写真)

第17話は分岐点だった

今回の放送は、シーズン2の中でも大きな決断が描かれた回として受け止められている。

ciatrのあらすじによると、拘束された別班員5人の救出を、櫻井司令は認めなかった。そこで乃木は、ノコルたちテントに助けを求める。

別班とテントという、本来は敵対しているはずの勢力が共闘に向かう流れも見えてきていて、ここから一気に加速しそうな雰囲気がある。

ORICON NEWSも、櫻井の判断を「非情な通告」と書いていた。仲間を見捨てる判断を、組織の論理として淡々と出してくる。この作品らしい冷たさだと思う。

個人的に感心したのは、ジャミーンという存在の置き方だった。

「特殊能力を持つ少女」というのは、扱いを間違えると一気に安っぽくなる設定だと思う。それを何話もかけて小出しにして、視聴者が「この子は何なんだ」と気になり切ったタイミングで説明する。順番の設計がうまい。

伏線を張るより、伏線を回収するタイミングを我慢するほうが難しいというのは、こういうことなんだろうな。

視聴率と放送日を確かめてみた

反響が数字にも出ているのか、ORICON NEWSの記事で見てみた。第17話の視聴率は世帯17.1%、個人11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。前の回から世帯で2.1ポイント、個人で1.6ポイント上がっていた。

TBSのある赤坂サカスの坂道(資料写真)
TBSのある赤坂サカスの坂道(資料写真)
ORICON NEWS、MANTANWEB、TBS公式サイトをもとに作成
項目 内容 出典
放送 2026年9月6日(日)21時 TBS日曜劇場 ORICON NEWS
第17話の視聴率 世帯17.1%・個人11.2%(前回比+2.1/+1.6ポイント) ORICON NEWS(ビデオリサーチ関東地区)
第2シーズン初回 世帯18.8%・個人12.1% ORICON NEWS
第11〜17話の平均 世帯16.3%・個人10.5% ORICON NEWS
ジャミーン役 本間さえ(前作はナンディン・エルデネ・ホンゴルズル) MANTANWEB
最終話 11月8日 TBS公式サイト

第17話は、第2シーズン初回(世帯18.8%)に次ぐ高さだった。第11話から第17話までの平均は世帯16.3%なので、ジャミーンの回で一段上がったことになる。ライブドアニュースも同じ17.1%を伝えていた。

モンゴルの草原と馬(資料写真)
モンゴルの草原と馬(資料写真)

TBS公式サイトでは、第19話が10月4日の放送で、「11月8日の最終話まで残り6回」と案内されている。ジャミーンの力がこの先どう使われるのかは、まだ6回ぶん引っぱれるということだ。

皆さんは第17話、どう見ましたか?ジャミーンの能力、予想できていましたか?

参考にした記事・資料


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