5800円の刺身盛り合わせが半額だった 開けたら中身がすごかった

5800円の刺身盛り合わせが半額だった 開けたら中身がすごかった

スーパーの半額シール、見つけると一瞬テンションが上がる。

で、その半額シールが5800円の刺身盛り合わせに貼られていたら、どうするか。カゴに入れるしかない気がする。

スーパーに並ぶ刺身・寿司のパック(イメージ)
スーパーに並ぶ刺身・寿司のパック(イメージ)

2900円で買えたらしい

Threadsに投稿したのはrororo_i321さん。中学2年生と小学5年生の兄妹を育てているお母さんだそうだ。

元値5800円の盛り合わせが半額の2900円になっていて、それを買って帰った、という話。

で、家で開けたら中身がすごかった。

刺身の定食(イメージ)
刺身の定食(イメージ)

大ぶりのエビ、殻付きの貝、ウニ、マグロ、サーモン、イカ、タコ、白身魚、サヨリ。数えるのが面倒になるくらい入っていたらしい。

ふつうスーパーの盛り合わせって、マグロとサーモンとイカで終わり、みたいなことが多い。そこに殻付きの貝とウニが入ってくると、もう別のジャンルの商品という感じがする。

写真を見た人たちの反応がこれ。

「羨ましすぎて倒れそう」
「何人で食べるの!?」
「元値でも激安」
「この夏1番の勝者」

表示数は61万回、いいねは3万9000件を超えた。刺身のパック1個で61万回というのが、なんかすごい。

ウニの刺身
ウニの刺身

ウニが入っているのが強い

個人的にいちばん引っかかったのはウニだ。

盛り合わせにウニが入ってる時点で、元値5800円というのがむしろ安く感じる。ウニだけで買おうとしたら、小さいパックでもけっこうな値段になる。

水揚げされたウニ(イメージ)
水揚げされたウニ(イメージ)

しかもこれ、半額になっているということは当日中に食べる前提の商品ということでもある。鮮度が落ちる前に、というより「売り切りたい」側の都合で値段が下がっている。

買う側からすると、そこがねらい目になるわけだけど。閉店前の刺身コーナーで粘っている人がいるのは、まあ理由があるということ。

その日の夕飯は海鮮丼になった

家族4人で海鮮丼にして食べたそうだ。アワビとサザエは、バターソテーにしたらしい。

海鮮丼(イメージ)
海鮮丼(イメージ)

育ち盛りの息子さんはどんぶり飯を3杯食べたらしい。3杯。刺身の量を想像すると、たしかにそれくらいはいけそうな気もする。

2900円で4人分の海鮮丼と考えると、1人あたり725円。外で食べたらこの内容は無理だと思う。回転寿司でも、ウニと貝まで入れたら725円では終わらない。

マグロをさばくところ(イメージ)
マグロをさばくところ(イメージ)

あと、こういうのって食べてる最中より、パックを開けた瞬間がいちばん盛り上がる気がする。「え、これ入ってる?」みたいな。

半額シールに出会うタイミング

刺身の値引きは、だいたい閉店の2〜3時間前あたりから始まる店が多い印象がある。店によってぜんぜん違うけど。

最初は2割引きくらいから入って、時間が経つごとに3割、5割と下がっていく流れをよく見る。半額まで下がるのは、本当に売れ残ったときだけという気がする。

値引きシールが貼られた総菜コーナー
値引きシールが貼られた総菜コーナー

ただ、こういう大きい盛り合わせは元の値段が高いぶん、売れ残りやすい。5800円の刺身を思いつきで買う人はそんなにいない。だから半額まで下がることがある、というのはわりと納得できる。

逆に言うと、狙って行っても大抵は空振りする。あるかどうかはその日次第だし、あっても誰かが先に持っていく。

だからこそ、当たったときの「やった」感が強いんだと思う。

家計調査で確かめてみた

5800円の盛り合わせがどれくらい特別なのか、総務省の家計調査(2025年、二人以上の世帯)で見てみた。「さしみ盛合わせ」に1世帯が1年で使ったお金は4,087円だった。

つまり元値の5800円は、ふつうの家庭が1年間に刺身の盛り合わせに使う金額より高い。半額の2900円でも、年間の7割くらいになる。「この夏1番の勝者」という反応は、数字で見てもけっこう正しいと思う。

総務省「家計調査」(二人以上の世帯)と、2025年6月27日公表の食品ロス推計をもとに作成
項目 数字 出典
さしみ盛合わせの年間支出(2025年) 4,087円 総務省 家計調査
同じく2000年 6,838円 総務省 家計調査
生鮮魚介の年間支出(2025年) 41,089円 総務省 家計調査
食品ロス(2023年度) 464万トン(前年度472万トン) 消費者庁・農林水産省・環境省
うち食品小売業 48万トン(事業系の21%) 環境省

2000年は6,838円だったので、25年で4割ほど減っている。生鮮魚介全体でも、2025年は41,089円。家で魚を食べる量そのものが減っている、ということなんだと思う。

半額シールのほうの数字もある。消費者庁・農林水産省・環境省が2025年6月に出した推計では、2023年度の食品ロスは464万トン。そのうち食品小売業から出たのは48万トンで、事業系の21%だった。値引きは、店にとってこの捨てる分を減らすための手段でもある。買う側が得をして、捨てる量も減るなら、半額シールはわりとよくできた仕組みだと思う。

買ったあとの話

半額の刺身を買うときに一つだけ気をつけたほうがいいのは、その日のうちに食べること。

値引きされているのは時間が経っているからで、冷蔵庫に入れて明日、というのはあまりおすすめできない。特に貝とウニは。

あと、盛り合わせをそのまま出すより、丼にしたほうが量が多く見える。今回の投稿もそうだけど、ご飯の上に広げると見栄えが全然違う。皿のまま出すと「意外と少ないな」になりがち。

みなさんは、いままで見つけた半額シールでいちばん「勝った」と思ったものって何ですか。

参考にした記事・資料

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