「スタバの無料席が30席しかない」は本当? 吉祥寺は255席のうち約200席が有料ラウンジだった

「スタバの無料席が30席しかない」は本当? 吉祥寺は255席のうち約200席が有料ラウンジだった

きのう、まとめサイトで「スタバの無料席が撤去されている」という話を見ました。元はXの投稿です。駅近のスタバは無料席が30席前後しかない。残りの100席近くはシェアラウンジで、追加で1,500円かかる。そんな内容でした。いいねは2,500を超えていました。

正直、わたしも「スタバまで?」と思いました。でも調べてみると、ふつうのスタバが席を減らしている話とは少しちがいました。カギは「LOUNGE & CAFE」という新しい形のお店です。ツタヤのCCCとスターバックスが、いっしょに始めました。

話題になった投稿(Xの投稿をもとに作成・ハムスター速報まとめより)
話題になった投稿(Xの投稿をもとに作成・ハムスター速報まとめより)

まず事実確認

まずはCCCのプレスリリースから。1号店は「SHARE LOUNGE キラリナ京王吉祥寺」です。オープンは2025年11月21日でした。吉祥寺駅直結のビルの9階にあります。席は全部で255席。これはスターバックスの席もふくんだ数です。

そのうちSHARE LOUNGEの中には約200席があると書かれています。単純に引き算すると、スタバ側は50席あまりです。「無料席は30席前後」は店によってちがうはずです。でも、有料エリアのほうが広いのは本当みたいです。

その後、2026年4月25日にクオーツ心斎橋が2店舗目としてできました。9月15日には田町駅前がリニューアルで3店舗目に。9月17日には自由が丘ミューズスクエアにも入りました。ここ1週間で2店舗ふえたので、目につく人が急にふえたんだと思います。

1号店のキラリナ京王吉祥寺。スタバとラウンジのカウンターが並ぶ(CCCプレスリリースより)
1号店のキラリナ京王吉祥寺。スタバとラウンジのカウンターが並ぶ(CCCプレスリリースより)

料金も確認しました。心斎橋は、ドリンク飲み放題の60分プランが税込1,320円です。投稿者が撮った自由が丘の案内は60分1,540円でした。1日の上限は4,620円。3.5時間をこえると、それ以上はかからないそうです(週刊大阪日日新聞)。

吉祥寺店のワーク席。ラウンジ内は約200席(CCCプレスリリースより)
吉祥寺店のワーク席。ラウンジ内は約200席(CCCプレスリリースより)

まとめのコメント欄の反応

ハムスター速報のコメント欄は、意外と投稿者の味方ばかりではありませんでした。多かったのは「コーヒー1杯で長居する客が悪い」という声です。「新規客が座れなくて帰るなら店は損」という書きこみもありました。

いっぽうで「真面目に使ってた人が割を食ってる」という声も。「1,500円出してまでスタバにいたいか」という書きこみもありました。まとめ主も補足を入れていました。スタバが単独でやっている店の話ではない、という内容です。ここはちゃんと分けて考えたほうがよさそうです。

まとめのコメント欄。長居する客のせいという声が多かった(ハムスター速報コメント欄より作成)
まとめのコメント欄。長居する客のせいという声が多かった(ハムスター速報コメント欄より作成)

背景:なぜラウンジと合体したのか

SHARE LOUNGEは、CCCがやっている時間制のカフェ・ラウンジです。2019年に渋谷スクランブルスクエアに1号店ができました。WWDJAPANによると、この春の時点で全国53拠点まで広がっています。

田町駅前のリリースを見ると、両社のつきあいは20年以上だそうです。ツタヤの中にスタバがある店、たしかに昔からありますよね。田町の店は1階がスタバとラウンジの共用席で、2階はラウンジ専用です。一部に利用する人を限った席もある、という注意書きもついていました。

9月15日にリニューアルした田町駅前の店舗(CCCプレスリリースより)
9月15日にリニューアルした田町駅前の店舗(CCCプレスリリースより)

吉祥寺には、靴をぬいで子どもと過ごせる「ちびっこエリア」もあります。SHARE LOUNGEでは初めてだそうです。仕事の人だけのお店、というわけでもないんですね。

ラウンジ側はWi-Fiと電源があって、ドリンクもスナックも取り放題です。心斎橋の記事には、学生の利用も多いとありました。家で集中できない人や、リモートワークの人にはたしかに便利そうです。

ラウンジ側はドリンクとスナックが取り放題(田町駅前・CCCプレスリリースより)
ラウンジ側はドリンクとスナックが取り放題(田町駅前・CCCプレスリリースより)

お店側の説明

CCCは田町のリリースで、ねらいをこう説明しています。スタバでゆっくりコーヒーを飲む人にも、ラウンジで作業に集中する人にも寄りそう。そういうお店だそうです。気分によって空間を使い分けられる、というのが売りのようです。

ただ、席の数の内訳までは公式にくわしく出ていません。どの店で無料席が何席なのかは、店ごとに見るしかなさそうです。ここは「ネットではそう言われている」くらいで受けとるのがいいと思います。

長居したい人はお金を払う。さっと飲みたい人はふつうの席。この分け方自体は、わたしはアリかなと思います。でも駅前で座れる場所がへると、ちょっと休みたいだけの人は困りますよね。みなさんは1時間1,500円のカフェ、使いますか?それとも別のお店に行きますか?

参考にしたところ


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